ブリッジ側の手を置く位置について

 例外はあるものの(汚れ等での摩擦、スピン、etc.)シンプルな原理原則から言うと、仮に手玉を狙った場所に完全に運ぶ能力があれば、入れることに関しては成功率はほぼ100%となるだろう。そのためには何が必要か。目、肩甲骨の支点、グリップ、ブリッジ、キュー、これらが常に一直線上に並べばよいことになる。

 これらの要素の中で(これは自分と、たまたま自分の周りだけかもわからないが)、他の要素に比べてブリッジの置く位置については、比較的注視されていないような気がしている。

 二つの目で見ている以上、手球は常に二重に見えているという事は以前書いたが、長年の癖等々で効き目で見ている方の手球にブリッジ側の手がアライメントできていないのでは?という仮説を思い浮かんだ。その場合、手のアライメントというだけでは十分でなく、キューが通る場所でアライメントしなければならない。具体的には親指と人差し指の間のVゾーンだ。

 右利きの場合、Vゾーンがあるべき場所より左にずれていたら、腕が外に出てしまうようなストロークになるし、右過ぎたら逆に内へはいってしまいやすいだろう。

 常にまっすぐ振れない悩みに関する仮説として試す価値がありそうだ。検証を進める。