支点について

 支点は肩甲骨にするべき、との論があるが同意だ。ただし条件付きだ。

 まずミスの原因をフィジカル面で2つに抽象化すると、まず一つは目の使い方というインプット、あとはアウトプットを出すための体のファンクションだが、その中でも大きな原因の一つは肩甲骨回りが甘くなっていることが多い。自分もそうだし他のプレイヤーもプレイスキルが低いほどできていない割合が多いような気がする。逆に始めたばかりに近くてもこれは?と感じるプレイヤーをよく観察すると自然にできているのか、他の競技経験があるのかそれぞれだと思うが、肩甲骨回りが良く使えているケースが多いように感じる。

 そして、当たり前の話だが骨そのものをコントロールすることはできない。骨を動かすor固定するために動かすこはまず筋肉である。筋肉をコントロールすることで骨の位置や動きが決まる。肩甲骨の場合はそれが菱形筋を含む周辺筋肉群という事だ。左右の菱形筋を収縮させることにより左右の肩甲骨を寄せる。それによりロックする。ちなみに腰の場合は内転筋と腸腰筋である

 左右の肩が、首が、肘が、手首が等々・・・、注意すべきポイントは色々あると思うが、それは支点から先の話であり、原理原則でいうとまずもって支点を固定させる事の効果が大きいのではないか。