具体、抽象、転用とは何で競技にどう応用できるのか

 うまく行った行かない、⚪︎⚪︎すべきすべきでない、普通特殊、好み、こう言った精神活動を一旦置いておき、具体的な事実に落とし込む。

 次いで抽象化する。この時に問いは重要だ。そして抽象化したら類推し転用する。このプロセスを行って仮説を立てたら、また具体から繰り返す。

 多くのケースは具体化の前に感情論でおわっている。だから正のループが発生せずに上達しないのだ。

 一例。負けて悔しい次は頑張るぞ→⚪︎対⚪︎で負けた→あの場面でショットミスした事が敗因だった→似た様なシュチュエーションが以前にもあった→共通の原因はなんだろうか?→全般的によく狙えていないままショットしがちなのでは?→いや、よく狙えていなかったのは丁寧さやルーチンや心持ちといった点以前に目が上手く使えておらず見ている風景を錯覚しているのでは?→もしくは入力は間違っていないが筋肉の使い方が間違っておりファンクションが十分機能していないといった所なのでは?→であれば特定のショットに限った話ではなくそこを修正する事で全般的なパフォーマンス向上に繋がるのでは?→その点ワールドクラスプレイヤーはどうなっているのか?動画だけでなく体系立てている資料や提唱者はどこかにいるのか?…

  負けて悔しい次は頑張るぞ、とか、似た様な所でミスってるからそこをいっぱい練習しないとな!くらいの思考の深度では抽象化の段階が低すぎて箸にも棒にもかからない。上達したいのなら頭を使う事から逃げてはならない。

 己への戒めである。