体の使い方を検証する

 フィジカルに関しては、一般化できるところと、個人により揺らぎが大きいところに分けられるだろう。

 前者に関しては直感的にわかる。人体の構造的に、骨の数や腱との接続、筋肉など、人体構造は老若男女よっぽどのことがなければ変わらない。ここに、フォームや体の使い方に一般化できる部分があるという仮説が一つ。ここに関しては重要度の高いポイントを言語化して整理し、無意識に刷り込んでいく。

 後者に関しては、目の使い方、利き手、筋出力やバランス、柔軟性、骨の長さなど、個々人で差が出てくる部分である。まず知ることでチューニングを行うべきというのが二つ目。ここに関してはバランスを考え、整えていくというプロセス。

 前者はあらかた言語化はできているものの、今の自分で特に重要度が高いのは内転筋と菱形筋。 内転筋は閉めることで腸腰筋をうまく使うことが出来、そのことで骨盤が地面に対して垂直に立つことで安定する。ハムストリングに対する負担も少ない。内転筋=腰と下半身の安定、が一つ。

 次に菱形筋、これは肩甲骨の安定。ストロークのアライメントがズレる原因は目の使い方を除けば、肩甲骨。肩甲骨は菱形筋で支えることで安定する。広背筋では力みが出るのでダメ。

 まずこの二点のチェックと改めて検証を行う。

解像度という視点

 解像度は自由に調節できないといけない。ピラミッドで例えるとざっくり下から、

 意味や本質と言ったメタ層、身体感覚や五感と言ったミドル層、戦略、技術と言った表層、そして勝ち負け、結果と言った頂点。

 また、他者のピラミッドという別の眼鏡に関して。

 つまるところ、どれか一つの視点に固執しない、立体的な解像度を持つことが大切ではないか。

 自分が見聞きして違和感のある言説だなと思うほとんどの場合、その立体性を感じないからと感じる。

記録を始める意味と記載する内容について

 ゴールがある以上、試行錯誤や思考のプロセスを記録し可視化し整理する事でより精度とスピードが上がるのではと言う仮説が第一義。

 また公開する事で、義務ではないもののある種の自分へのコミットメントになるのではという事と、意見の遠近に関わらず他者との創発や意見交換も場合によってはあり得るのではというのが第二。

 何れにせよ今の所、あくまで主観による個人の技術向上が主目的であり、利他的な内容や分かり易さ、一貫性など含め、他者から見てどうかなど外部の評価は全く想定していない。